12.17(土) 11:00 準々決勝
ジェフL
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日テレ
Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)
試合終了
HEAD COACH
(日テレ・ベレーザに)ある程度ボールを持たれて攻められることは想定内でした。ディフェンスで粘り強くボールを奪いに行って、速攻の形にもっていくことはできたと思います。ただ、ボールを奪ってから攻撃に転じるところで、慌てたプレーや判断ミスが少し続いてしまいました。その点については、攻撃の精度を上げないといけないですし、ボール保持をして攻撃に行く回数を増やしていかないといけません。
―― 0対1という試合結果については。
(皇后杯の)タイトルを狙っていたので、決して満足のいく結果ではありません。シーズンを通して新しい取り組みをした中で、選手たちは自分たちの意図するプレーを相手の力量を見ながらやってくれたと思います。
―― シーズンを通した新しい取り組みとは。
守備面でコンパクトに守って連動した守備でボールを奪うことです。
―― きょうの試合を迎えるまでの準備については。
日テレは今シーズンでこれまで5回対戦している相手だったので、どのようなサッカーをやってくるかは分かっていました。(公式戦がなかった1ヶ月近い間で)ディフェンスの徹底と攻撃パターンの練習を、トレーニングゲームも含めて、集中力と良いモチベーションを持って取り組むことができました。試合ボケすることなく1ヶ月間じっくりとこの日のために良い準備をしましたが、相手(日テレ)が上手でした。選手たちは、粘り強く最後の最後まで体を張って守っていたので、(その点は)とても評価できると思います。
―― 日テレとの一番の差はどのあたりですか。
(日テレは)プレッシャーを受けてもボールを失いません。そこの差が一番大きいです。
皇后杯は負けたら終わりということで、1ヶ月の中断期間を守備の部分や距離感だったりセットプレーのところを重点的に対策したのですが、前半や後半も途中まではすごくいい守備ができて粘り強くやれていたなかで、セットプレー一本でやられてしまったのは本当に悔しいな、という結果です。
―― 逆に中断期間の1ヶ月がいいきっかけになりましたか。
リーグ戦で課題がたくさん出たので、そこも踏まえての対策をしました。相手が日テレというのもわかっていたので、日テレへの対策もできました。外を起点にされてカップ戦決勝で失点していたので、センタリングのところの中の守備やセットプレーというところは、いい練習ができたと思っています。
―― センターバックの二人を中心に、ボールを弾き返せていましたが。
今シーズン6回目の対戦で日テレのこともある程度理解している部分があって、ポゼッションされるのはわかっていたので、最後の最後ゴール前で体を張るところだったり、ポゼッションを許すところと囲んで限定して奪うところだったりがはっきりとチーム全体でできていたので、良い部分がすごく多かったと思います。
―― 前半なるべく我慢して、最後攻めるというプランでしたか。
本当は前半のうちに勢い良くいって、1点取ってそれを守ろうというイメージでした。前半は0対0でしたけど、後半もディフェンスラインとしては0点に抑えてPKまで行ければ、という気持ちでした。全体としては、守備からというよりは高い位置での守備という意識で試合に臨みましたが、相手にポゼッションされるとズルズルと引いてしまいました。
―― チームとしては、守って我慢というよりも自分たちのサッカーをしよう、といった意気込みで試合に臨みましたか。
リーグカップ戦含めたくさん負けてきて、何か変えなくてはという部分はありましたが、一発勝負で負けたら終わりという中で、相手に合わせるサッカーよりも自分たちのサッカーを貫いたほうがいいという考えもあったと思いますし、やっている選手もそっちのほうが絶対に後悔しないと思いました。そこに関しては後悔はないです。
―ー サポーターにメッセージを
今シーズンたくさんの応援をありがとうございました。負けた試合も勝った試合も、アウェイでもホームでもたくさんの応援を背にプレーできたこと、本当に幸せに思っています。こういった感謝の気持ちだったり今年できなかった課題、しっかりと来年にもっていって、絶対に勝つ、優勝するというところをチーム全員でまとまって、来年に向けてやっていけたらと思います。本当に今年1年間応援ありがとうございました。
(日テレに)押される試合展開になるのは分かっていたので、ゴール前を固めた守備を意識して(ディフェンスラインを)上げることができる場面ではラインコントロールをしっかりやっていこうと、チーム内で話をして試合に臨みました。
前半は相手に多くシュートを打たれましたが、引いて守り切れました。後半に入って、自分のファールで相手にフリーキックを与えてしまいました。(そのシーンを)しっかり守り切れば、違う試合展開になったと思います。
―― 守備の手ごたえは。
ポゼッションの部分では相手を上回ることはできないというのは、最初から分かっていましたので、失点しないように粘り強い守備を意識して試合に臨みました。自分のミスで失点してしまいましたが、前回対戦(リーグカップ決勝 日テレ戦)は0対4で、今回は0対1ということで、(失点数が減少した点では)少し成長できているのではないかなと思います。
―― 後半頭に相手の裏にボールを出してビックチャンスを演出しましたが。
チャンスはこの試合で一度か二度だと思っていたので、狙えるところは狙っていこうとチームで話をしていました。
また、(深澤)里沙さんと(菅澤)優衣香さんには、自分がボールを持ったときには裏を狙ってほしい、とあらかじめ伝えていたので、チャンスが生まれたと思います。
―― 中断期間の1ヶ月間は良い準備ができましたか。
はい。(中断期間は)ディフェンスの部分で、しっかり粘り強い守備をすることと、ラインコントロールをずっと意識しながら練習をしていました。
―― 最後にサポーターのみなさまにメッセージをお願いします。
今シーズン応援ありがとうございました。一歩届かずにまた日テレに負けてしまいましたが、来シーズンはチーム全体でしっかり勝ちを 目指してやっていきたいと思いますので、来シーズンもよろしくお願いします。
チームが失点した後に交代してピッチに入ったので、なんとしても1点取りたかったです。
(ベンチでは)ディフェンスをする時間が長くなるのは分かっていました。(苦しい時間のなかで)いつでも出場できるように準備をしていました。
―― この試合に向けてどのような準備をしましたか。
ディフェンス面のトレーニングをしました。(日テレの選手は)一人一人が上手いので、難しい試合でした。
―― 具体的にどのような点が難しかったですか。
(日テレは)ボールを繋いできて選手も連動して動きます。パスコースを多く作ってくるので、ディフェンスしづらかったです。
―― 最後にサポーターの皆さまへメッセージをお願いします。
きょうの試合に勝てずにすみませんでした。一年間アウェイの試合に足を運んでくれたサポーターのみなさまに本当に感謝しています。ありがとうございました。