2.16(日) 14:00 第20回
千葉
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( 4 PK 5 )
柏
フクダ電子アリーナ
試合終了
いよいよ2014シーズン到来をつげる、ちばぎんカップが開催される。今年で20回を数える同大会。歴史あるダービー戦だけに、鈴木淳監督も「タイトルのかかった試合なので、しっかりと結果にこだわりたい」と話している。
もちろん、3月2日(日)のJ2リーグ開幕に向けて非常に重要な試合ともなる。ここで単なる勝利だけを追い求めても、その後、チームがうまく回っていかなければ昨年同様の結末になるだけだ。
ここまで沖縄キャンプでは3試合を行った。メンバーは固定せず、新加入選手を中心にいろいろな組み合わせでコンビネーションを試した。沖縄から戻った2月13日は筑波大学との練習試合の予定だったが、こちらは積雪のため急きょ中止となった。ちばぎんカップ終了後も多くの練習試合が組まれているが、J1チームとの対戦は自分たちの力を見極めるためにも大きな試金石となるだろう。
まず、ボランチの組み合わせがどういった選手になるのか。昨年の終盤は佐藤健太郎と山口慶の組み合わせで安定したが、佐藤勇人も「今年は自分のプレーを前面に出して、レギュラーをつかみとる」と強い決意を持って臨んでいる。ここに、横浜F・マリノスから移籍加入してきた田代真一が加わり、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。
センターバックの組み合わせにも注目だ。竹内彬、大岩一貴、キム ヒョヌン、栗山直樹と多くの選手がそろっており、山口智も決して安泰ではない。
新加入選手でまず出場しそうなのが天野貴史。FC琉球との練習試合で見事なアシストを決めていただけに、この試合でも豊富な運動量を武器に、得点につながる仕事をしてくれるはずだ。
チーム全体としては、いかに点を取っていくのかが第一のポイントになる。FC琉球戦では5得点したものの、その後の練習試合は、2試合(30分×4本、45分×4本)を戦って無得点に終わった。攻撃の形ができていた部分もあったが、
「もっと回数を多くするとともに、前線での運動量の質の部分を上げていかなければいけない。決して運動量がないわけではないので、その部分の質をもっともっと高めていきたい」(鈴木監督)
一方の守備に関しては、サイドに追い込むなど全体で一つの考えに統一できており、まずまずの仕上がり具合。ボールを奪う位置をさらに高くしていく必要はあるが、これを続けていきたいところだ。
キャンプ中の練習試合は思うような結果(1勝2敗)に結びつかなかったが、連日、ハードなトレーニングが続いて、体にキレが戻らなかったという原因もある。千葉に戻ってからもハードな練習を行っているが、キャンプ中よりはコンディションが整っている。2014シーズンのフクアリ初戦、しっかりとした試合を見せたい。