「勝利を単純にうれしく思います。立ち上がりから我々のペースで試合ができたと思います。今日はしっかりサッカーをやっていこうと選手を送り出し、それを確実に選手がやってくれたと思います。
逃げることなくボールをつないで、我々のよさが出た場面が多かったと思います。退場者が出るまでは、うちもロアッソ熊本も非常にフェアだったのですが、（井出選手の退場で）ゲームが壊れてしまいました。見に来たお客さんが、非常に残念だったように思います。とはいえ、３－０で勝てたので次のゲームにつなげていきたいと思います。

─── 途中（前半）25分で、谷澤選手と井出選手を入れ替えたのはどんな意図があったでしょうか？

一番は守備の面です。右サイドの天野貴史と井出遥也が、単純にフィジカルなところ、強さで相手にやられていたので、谷澤を右に置いて守備を安定させた方がいいということでした。谷澤も井出も右も左もできるので、どちらでもよかったのですが、守備のことを考えて入れ替えました。

「開幕してからずっと、チームとしてあまりうまくいっていなかった。前節のV・ファーレン長崎戦で負けて、チームとして割り切って戦った。チャレンジする、思い切りやろうとできたのが、いい結果に結びついたと思います。点も取れたし、オウンゴールにつながるクロスも上げられた。１対１のところでは絶対に勝ってやろうと臨んでやりました。まずは、チームが勝ってよかったです。ここからさらに、よくなっていけるように、また日々頑張ります」

「まずは、チームが勝つことができて、本当によかったです。自分の出来としてはまずまず。あとは、ラストの質のところを上げていかなければいけない。イメージどおり、ファーに上げたボールもあったのですが、ケンペスはたぶん、頭に欲しかったのだと思う。そういった、最後の質とコンビネーションのところをさらに上げていきたいです。自分が思っているイメージと中の選手のイメージが合えば、点につながると思います。
途中で谷澤さんと井出のポジションが変わったけれど、谷澤さんもボクが１回当てて、回ったプレーのように、背負えるし、一人、はがしてくれるので、やりやすかったです。後半も攻撃に加われたし、クロスも上げられた。
チームとしても主導権を握れていた。90分間あるうちに、リズムが悪い時間帯はある。そういうところを耐えていけば、追加点も取れるし、ああいう時間に変に焦らないで、後手を踏まないように、自分たちのサッカーをやれば大丈夫。耐えられたから今日の勝利になった。とにかく、今日は勝ててよかったです」

「立ち上がりの早い時間帯に点が入ったのがよかった。あれでチーム全体にすごく楽になりました。前にいけて、そこで取られなかったのがよかった。そのまま前にがーっといけた。それでだめなときは、サイドチェンジをうまくできた。守備は、相手にミスがあったので、いいところでボールも取れた。全体的に前へ出ることができたのが勝利につながったと思います。チームが勝ってよかったですが、さらに、決めるべきところで決めることも必要。次に向けて、またしっかりとプレーします」

「全体的にシュートで終えることができたのがよかったと思う。ただ、その質をもっと上げていかなければいけない。自分の決定機は決めなければいけない。井出といい関係でプレーができたところもあったけれど、もっと、とんとんといったパス交換や攻撃をやっていきたい。ラストのパスやラストのシュートの質が上がらないと、得点は増えていかない。また、自分自身もシュートにいける場面でパスしてしまったところがあるので非常に反省しています。全体として守備もよかったので、質を上げて、もっとやっていきます」

「自分の役割ははっきりしていた。やるべきことをやる。ただ、相手にとって危険なプレーをやりたいという気持ちも自分の中にあって、チャンスがあれば飛び出していこうと思っていましたが、なかなかそういうシーンにならなかった。そこはいきたかったです。ただ、しっかりと勝てたというのがチームにとって大きかった。それでも、一つ勝って何かが変わるわけではない。開幕から勝点を落としてきた分を取り返せるわけではないので、そこは真摯に受け止めたい。まだまだ改善しなければいけないところもあるし、相手のミスに助けられた部分もある。毎試合、こういった試合ができる力でもない。まだまだだと思っているので、チームとしてさらに成長していきたいです。そして、まずは自分がやるべきことをやって、勝利に貢献したいです」