

第17節
SUN
KICKOFF
試合終了

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 1
- 0

栃木SC
| 0 | 前半 | 0 |
| 1 | 後半 | 0 |
VIDEO
REVIEW
小森のヘディング弾で 今シーズン初の3連勝!
栃木SCをホームに迎えた第17節。帰ってきたストライカーの値千金の一撃で、ジェフは今シーズン初の3連勝を成し遂げた。
スタメンは4-4-2の布陣。GKは新井章太。最終ラインは右から西久保駿介、新井一耀、鈴木大輔、日高大の4人。中盤の底に小林祐介と見木友哉が並び、右サイドに風間宏矢、左サイドに椿直起が位置。2トップには小森飛絢とブワニカ啓太が入った。
“対栃木”の意味において準備してきたことを表現した前半だった。
3-4-2-1システムの栃木は組織をコンパクトに保つため最終ラインが細かく上下動を繰り返す。自陣に引いたブロックの守備は5バックを形成するが、ミドルゾーンまでは最終ラインをコントロールするため背後のスペースが空く。ジェフが狙ったのはそのスペースだ。ボール保持時は速く、シンプルに相手最終ラインの背後を狙うパスを通し、そこからいくつものチャンスを作った。
立ち上がりこそ五分の展開だったが、10分を過ぎると少しずつジェフが主導権を握り始める。
12分、最終ラインの右サイドから対角のロングパスを入れると、左サイドから中央に入っていた椿が落としてブワニカがダイレクトパス。小森のコントロールが定まらなかったものの狙いどおりのチャンスメークだった。
17分には右サイドでパスを受けた風間がやはり対角のロングパスで最終ラインの背後を狙う。飛び込んだ小森が見事な胸トラップからシュートを狙ったが、これはわずかにゴール右に外れた。小森は20分にも決定機。再び相手DFの背後でラストパスを引き出し、ゴール右にわずかに外れるシュートを放つと、ジェフは21分にも相手クリアボールを拾って素早く縦パスを通し、椿のクロスにブワニカと小森が飛び込むチャンスを作った。
相手に対しては序盤こそ右サイドの背後を狙われて押し込まれたものの、10分以降は切り替えの速さと球際の強さを発揮してほとんどチャンスを作らせなかった。栃木は時間の経過とともにジェフの攻撃パターンに慣れ始めたが、やや停滞ムードがあった37分には見木の強烈なミドルシュートがGKの手をかすめて右ポストを直撃し、これを機に再びジェフが攻勢を強めた。
やはり課題は“やりたいこと”を表現できた前半に、理想的な決定機をいくつも作りながら得点を奪い切れなかったことだが、新井一耀は確かな手応えを感じながらプレーしていた。
「やっぱりゼロで抑えれば必ず点を取れるチームだと思っています。開始早々に失点してしまう試合もありましたけど、それをなくそうという話はずっとしてきました。後ろの選手だけじゃなく、前の選手も守備の意識がかなり高くなっているので、そういうところが無失点につながっていると思います」
後半に入っても、ジェフは戦い方を変えなかった。49分には左サイドで長い距離を走った日高に最終ラインからスルーパス。相手の背後を狙ってCKを獲得した。その後は追い込みながらもなかなかチャンスを作れない時間が続き、その戦況を見極めて先に栃木が動く。
54分、67分と立て続けの2枚替えによって計4人を交代。システムは変わらず3-4-2-1のままだったが、栃木はエネルギーを入れ替えてギアチェンジを図った。
それでも、ジェフは冷静だった。69分には再び最終ラインから大きな展開でサイドチェンジを行うとCKを獲得。70分を過ぎたところでベンチが動き、72分にまずはブワニカと風間に代えて熊谷アンドリューと米倉恒貴を送り出した。見木が1つ前のポジションに押し出され、4-2-3-1の配置に変更された。
そして迎えた78分、相手のビルドアップを高い位置で奪うと、即座に攻撃に転じて右サイドに展開する。フリーでパスを受けた米倉の見事なクロスに飛び込んだのは小森。鮮やかなヘディングシュートでついに均衡を破る先制点を奪った。
小森が振り返る。
「本当に、前半から何度も決めるチャンスがあった中で決め切れなかったので、「絶対に決めてやる」という思いでずっとプレーしていました。最後はああやって、自分のゴールで勝つことができてホッとしました」
1点のリードを守る終盤は守勢に回ったものの、ピッチに立つ全員が最後の最後までチームプレーに徹し、落ち着いて自分の仕事をこなしてタイムアップの笛を迎えた。
酷暑の中でハードワークを貫いたジェフは今シーズン初の3連勝。特大の勢いを手に入れて、次節はベガルタ仙台とのアウェイゲームに挑む。
INTERVIEW
小林 慶行監督 試合後コメント
新井 一耀選手 試合後コメント
―― 3連勝を成し遂げることができました。
苦しい時期もありましたけど、自分たちがそれを糧にして修正したことで勝ち取った3連勝だと思うので。試合で一人ひとりがやるべきことを徹底することができているので、それが結果につながっていると思います。素直に嬉しいです。
―― DFとしてはすべて無失点という手応えもあるのでは?
やっぱりゼロで抑えれば必ず点を取れるチームだと思っています。開始早々に失点してしまう試合もありましたけど、それをなくそうという話はずっとしてきました。後ろの選手だけじゃなく、前の選手も守備の意識がかなり高くなっているので、そういうところが無失点につながっていると思います。
―― 今日の試合は相手の背後を取るというプランがあった中で、その起点となるプレーも多く見られました。
前半の入りは相手の背後を取って、相手陣内に押し込んで攻めていくというチームとしての入り方があるので、それを徹底しながらも、セカンドボールを拾って、さらに押し込むことができたと思います。チャンスも多く作っていたと思うので、それをしっかり決め切ることができていればもっと楽な展開になったと思います。あれだけ多くのチャンスを作っていると、相手もイヤがっていましたし、それを続けることで後半のゴールにつながっていくと思うので。相手のイヤがることを徹底して続けていくことの大切さを実感しました。
―― 後半は相手が早い時間に選手交代をしてエネルギーを入れ替えてきました。それでも冷静に対応することができていました。
後ろの選手には「しっかり弾ける」という自信もありますし、セカンドボールに対して準備している選手もちゃんといるので。相手が栃木だからではなく、どんな相手に対してもまずはしっかりと競り合って、セカンドボールを拾うことが大切だと思います。これから先、もっと良くなっていくと思います。
―― 暑い中でのゲームでした。原動力となったのは?
サポーターの声もそうですし、チームメートが鼓舞し合う声もそうです。一人ひとりが声を出すようになったので、そうやって最後まで気の緩みがないように。相手に隙を見せたくないという思いからそういう声が出ていると思うので、そういう部分はすごく良くなっていると思います。
小森 飛絢選手 試合後コメント
―― 今日の勝利と3連勝という結果について。
すごく大きな意味のある3連勝になったと思います。
―― 小森選手は第8節以来のスタメン出場となりました。
自分がゴールしてチームの勝利に貢献できるようにという気持ちでプレーしました。
―― 前半から多くのチャンスがありました。
本当に、前半から何度も決めるチャンスがあった中で決め切れなかったので、「絶対に決めてやる」という思いでずっとプレーしていました。最後はああやって、自分のゴールで勝つことができてホッとしました。
―― ゴールシーンについて。
最高のボールが来たので、しっかり面を作って当てるだけでした。
―― “ジェフサポーター側”でのゴールは初めてだったのでは?
サポーターの皆さんの近くで“ジェフ三唱”をやりたいとずっと思っていたので、やっとできて良かったです。フクアリで、自分が出ている試合で勝ちたいとずっと思っていましたし、離脱している間はスタンドから見ていて「うらやましいな」と思っていました。やっと自分がピッチに立って勝つことができたので、本当に最高でした。
HALFTIME
小林 慶行監督 ハーフタイムコメント
前半できていたことを継続する事。
相手との駆け引きは続けよう。
隙をみせないように。
PREVIEW
小林 慶行監督 試合前コメント
(前節の清水戦は)自分たちにとって、すごく大きな自信になる失点ゼロだったと思います。チャンスを作られてしまう場面もありましたけれど、最後の最後、粘り強くしっかり戦えたのはすごくポジティブなことだと思います。
(栃木は)攻守において、すごく自分たちの色をしっかりと表現するチームだと思っています。なので、やはり彼らがやろうとしていることに対して、まずしっかりと自分たちが戦わなければいけない。それプラス、彼らがやろうとしていることを出させないようにする。そして、やっぱり自分たちがやろうとしていることをしっかり表現していく、ということになると思っています。
リーグ戦を戦っていくうえで、勝つこともあれば負けることもあって、チームの浮き沈みももちろんあるなかで、「一喜一憂しないようにしよう」というのは自分のなかですごくあります。今回に関しても、もちろんすごく良い流れだとは思いますし、良い雰囲気でトレーニングもできていますが、やることは今までと一緒で、粛々と相手に対して準備をしていく。自分たちがどうしたら一番大きな力を出せるのかをしっかりと考えて、準備していきたいと思っています。
新井 章太選手 試合前コメント
今シーズンは(勝利から遠ざかって)つらい時期もありましたけど、そのときも(チームの雰囲気は)高く保ってはいたので、そこに関してはそこまで変わりはない。みんなが試合に出たい気持ちがより強くなったと思うので、勝手に雰囲気が良くなっていると思います。
(守備の手応えとして)普段の意識がみんな変わってきました。トレーニングの中で強度高くプレーすること、球際で行くこと、シュートを打たせないこと、サイドで簡単にクロスを上げさせないこと。そこにこだわって全員で求めてやってきた結果が、2戦連続(失点)ゼロで抑えられた要因だと思います。(清水戦は)特に怖い場面も作られなかったと思いますし、そんなに決定機もなかった。相手の嫌がることをやり続けた結果、自分たちの時間も作れました。守っているだけではなく、今年はビルドアップからでもカウンターからでも攻める時間を作れています。そういうところで攻撃にも行けているという部分で、相手の脅威にはなっていたと思います。
(栃木は)例年だと前に強い選手がいて攻めてくる印象があります。ここ数試合とはまたフォーメーションも違うので、そこにどうやって対応していくかチームとして成長が求められるところだと思います。相手どうこうより、自分たちができることはあると思うので、できているところ、これからやらないといけないところとかを要求してやっていきたいです。
ブワニカ 啓太選手 試合前コメント
(前節の清水戦は)フォワードとしてチャンスを作れなかったことは悔しいのですが、チームが勝つことが一番だと思っています。個人としては何もさせてもらえなかった試合で力の差を感じました。守備では押し込まれる時間ばかりで、乾貴士選手やボランチの選手に惑わされるシーンが何回もあり、そういったところに力の差を感じました。ただチームとして勝てたので良かったです。
自分をアピールするためには点のところ。動きの質を変えていかないと点は取れないと思っています。
(栃木は)毎年、タフに戦ってくるチーム。自分たちが意識している守備の強度や球際で、相手より上回ることが必要だと思います。前節はボールを持てたら良かったのですが、持たせてもらえない状況になってしまった。栃木戦はボールを持てたらベストですが、相手も相手なので簡単にうまくいかないと思いますし、自分たちがボールを持ったときは大切に扱って、チャンスを逃さないこと、決め切ることが大切になると思います。
フォワードとしてチームに貢献し損ねているし、チャンスも逃しています。今シーズン初の3連勝のために自分が点を取って、チームを勝たせられればと思っています。
PREVIEW
米倉恒貴の劇的な決勝ゴールで勝利した第16節の清水エスパルス戦を振り返って、小林慶行監督は次のように話した。
「自分たちにとって、すごく大きな自信になる失点ゼロだったと思います。チャンスを作られてしまう場面もありましたけれど、最後の最後、粘り強くしっかり戦えたのはすごくポジティブなことだと思います」
局面ごとに測られる“個の力”においては、確かに相手に分があったかもしれない。しかしジェフはグループとして、チームとして90分間を粘り強く戦い抜き、最後の最後に「チームを勝たせたい思いは誰よりも強い」と常々口にしている千両役者が決めて勝利をたぐり寄せた。指揮官の言うとおり、この勝利が持つ意味は大きい。
この勝利をチームを勢いづけるポジティブなブーストにできるかどうかは今後の戦い次第だ。最近7試合で喫した黒星はわずかに「1」。あのショッキングな藤枝MYFC戦以降、ジェフは4勝2分1敗と好調を維持して少しずつ順位を上げてきている。勝点は藤枝と並ぶ「20」。順位は13位。J1参入プレーオフ出場圏内となる6位ジュビロ磐田との差は「6」まで縮まっており、まずはそこをターゲットとして着実に前進したいところだ。
新井章太が言う。
「今シーズンは(勝利から遠ざかって)つらい時期もありましたけど、そのときも(チームの雰囲気は)高く保ってはいたので、そこに関してはそこまで変わりはない。みんなが試合に出たい気持ちがより強くなったと思うので、勝手に雰囲気が良くなっていると思います」
ホームでの連戦となる今節の相手は栃木SC。順位こそ19位と下位にいるものの、勝点「16」は4ポイントしか離れておらず、J2リーグの混戦模様がよくわかるからこそ負けられない一戦だ。
時崎悠監督が率いて2年目のチームの最近5試合の戦績は1勝1分3敗。しかし第8節以降の9試合では一度も連敗を喫しておらず、その粘り強さと修正力には定評がある。何より過去3年の対戦成績においてはジェフの1勝1分4敗と大きく負け越しており、ジェフにとっては“相性がいい相手”とは言えないところに怖さがある。
小林慶行監督が言う。
「攻守において、すごく自分たちの色をしっかりと表現するチームだと思っています。なので、やはり彼らがやろうとしていることに対して、まずしっかりと自分たちが戦わなければいけない。それプラス、彼らがやろうとしていることを出させないようにする。そして、やっぱり自分たちがやろうとしていることをしっかり表現していく、ということになると思っています」
ブワニカ啓太も相手の“タフさ”について警戒心を強めた。
「毎年、タフに戦ってくるチーム。自分たちが意識している守備の強度や球際で、相手より上回ることが必要だと思います。前節はボールを持てたら良かったのですが、持たせてもらえない状況になってしまった。栃木戦はボールを持てたらベストですが、相手も相手なので簡単にはうまくいかないと思いますし、自分たちがボールを持ったときは大切に扱って、チャンスを逃さないこと、決め切ることが大切になると思います」
今シーズンの栃木の特徴は、得点数「15」の内訳として“10選手が得点を記録している”という得点分布のバランスにある。ブワニカの言うとおり攻守において“タフ”に戦ってくる相手だけに、主導権を握り続けるマネジメントが必要だ。改めて、前節の清水戦とはまったく違う表情のゲームになることが予想されるからこそ、再びチーム力が問われる一戦となることは間違いない。
新井章太が言う。
「例年だと前に強い選手がいて攻めてくる印象があります。ここ数試合とはまたフォーメーションも違うので、そこにどうやって対応していくかチームとして成長が求められるところだと思います。相手どうこうより、自分たちができることはあると思うので、できているところ、これからやらないといけないところとかを要求してやっていきたいです」
大きなチャンスが来ていることは間違いない。今シーズン初の3連勝を成し遂げ、さらに大きな一歩を踏み出したい。


J2第12節 04/29 vs 清水(A) 0○2
J2第13節 05/03 vs 金沢(H) 4●0
J2第14節 05/07 vs 秋田(A) 1○2
J2第15節 05/13 vs 水戸(A) 2△2
J2第16節 05/17 vs 東京V(H) 0○2
J2第12節 04/29 vs 大宮(H) 1●0
J2第13節 05/03 vs 山口(A) 1△1
J2第14節 05/07 vs 磐田(H) 0○1
J2第15節 05/13 vs 甲府(A) 1●0
J2第16節 05/17 vs 清水(H) 1●0
20/07/11 千葉 0-1 栃木
20/12/16 栃木 1-0 千葉
21/04/17 千葉 0-0 栃木
21/11/03 栃木 0-1 千葉
22/03/26 栃木 2-1 千葉
22/07/10 千葉 0-1 栃木


相手のシステムを考えて、今回は少し立ち位置を変えました。それによって走りやすくしたというか、相手の背後を取りやすい状況を作り、しっかりと背後を取っていこうというプランで臨みました。
前半はシンプルなパスから背後を取って決定機を作っていたと思いますが、その中でも状況によってはボランチとセンターバックを起点とする攻撃のプランもあったのですが、それについては前半の相手の強度(のある守備)によってうまくいかなかったと思います。ただ、後半に関しては少しずつ相手の強度が落ちてきた中で、自分たちがボールを握って前進する機会も増え、自分たちのやりたいことも少しずつ表現できるようになりました。
―― 前半から長いボールを多用してチャンスを作りました。
立ち位置をずらすことによって相手が捕まえずらい状況を作っているので、相手のウイングバックが“縦ズレ”してくれる形であれば、小森とブワニカが空いてくるところを見逃すことなく入っていこうと。前半の入りからすごく表現できたと思いますし、選手たちも手応えをつかんでいたこともあって、前半はずっとその展開になってしまった部分もあったと思います。おそらく選手たちは相手がそれをイヤがっているというのを肌感覚で、ピッチ上で感じた部分もすごくあったと思います。相手がイヤがることをしようといつも話しているので、そこは問題ありません。
ただ、自分たちとしては、相手のシャドーやボランチの選手をもう少し中に集結させて、センターバックとボランチでボールを出し入れしながらフリーになったサイドバックを使った展開も考えていたので。そういう意味では少しロングボールが多くなってしまったという感覚なんですが、守備の部分でも、今日はバトルの部分を強調した一戦だったので、そこから逃げないでやっていこうと。そういうところもあって、バトルの部分で「相手が来る」と感じたことによって長いボールが増えたのかもしれません。
―― 小森選手とブワニカ選手の併用は初めての形でした。
配置という意味でもそうですが、相手の得点がセットプレーやクロス、カウンターに特化しているので、やはり高さは必要になるという考えもありました。
―― 連戦の最後にロングボールを多く使うスタイルを選択したことで、後半においては体力的な懸念もあったのではないかと思います。相手は後半序盤に立て続けに選手を代えてきましたが、監督は戦況をどのように見てみましたか?
その部分については、僕自身はそこまで強く意識していませんでした。相手はもちろんパワーをアップさせたいという狙いがあったと思いますし、メンバーを見れば後半からサイズのある選手が2枚入ってくるだろうと予想することはできました。展開によっては最後はパワープレーになるだろうと。自分たちとしては、後半に入ってからはしっかりとボールを保持したいという狙いがあったので、自分たちが少しずつボールを握れるようになるだろうと。それを信じて、選手たちのトライを信じていたので、自分自身としては「大丈夫」という思いのほうが強かったです。
―― 今シーズン初の3連勝となりました。勝利を積み重ねる中で、選手たちのメンタリティーの変化を感じますか?
感じています。勝利によって大きな自信をつかむことができますし、それがホームゲームであればなおさらということもあって。一番は、選手たちの中に「したたかに勝点を取る」というマインドが、シーズン当初と比較すれば雲泥の差と言える状態になってきているなと。もちろん、ベンチとしては1-0になってから、今回は難しかったかもしれませんが、その後のチャンスを生かして2点目、3点目を取りにいきたい。
ただ、それについては“勝つこと”を考えた場合に少し後ろが重くなるとか、そういう部分が前節の清水戦でも見られてしまいました。それを押し返すという部分も出てきているので、本当に少しずつですけれども、そういうことを勝ちゲームの中で反省して、チームとしてやることを共有できることが一番の力になると思っています。