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2023.05.02 社会連携活動 - 地域・社会の課題解決

【レポート】ウクライナの皆さまのご招待について

ジェフユナイテッド市原・千葉では、ウクライナから千葉県へ避難されている方々(23名)を4月29日(土)に開催した2023明治安田生命J2リーグ 第12節大宮アルディージャ戦へご招待いたしました。
この活動は、毎年Jリーグの試合開催日に実施するフードドライブ活動で協働しているフードバンクちば様よりウクライナの方々を支援する「お茶しませんか」プロジェクト(後援:千葉市、協力:千葉県など)への協力を相談いただいたことがきっかけで、実現いたしました。
当クラブでは、クラブ理念のもとサッカーを通じ「地域・社会の課題解決」に取り組んでおりますが、サッカーの人気が高いウクライナの方々に、フクダ電子アリーナで試合を観戦していただき、Jリーグやジェフ千葉が日本での生活の楽しい思い出になって欲しいとの思いで、試合に招待させていただきました。
当日は、試合観戦の他、島田社長よりクラブの紹介・ピッチ内練習見学・お子さまへクラブが使用していたサッカーボールのプレゼントなどをさせていただきました。
試合結果は、見事勝利!多くのサポーターで黄色く染まったフクダ電子アリーナでの観戦体験が、日本での楽しい思い出になってくれたら嬉しいです。
今後もジェフユナイテッド市原・千葉は、サッカーを通じ様々な方と連携し、「地域・社会の課題解決」に取り組んでまいります。

 

■参加者・協働者の声

 
アレックスさん

(ウクライナではサッカーが人気だとお聞きしました。)
ウクライナでもサッカーは人気があります。私も、大学生の時にドネツクのスタジアムによく行っていました。

(ウクライナでは何をされていたんですか?ご家族は?)
ウクライナでは弁護士をしていました。去年の11月から日本に来てホテルでの暮らしが続いていましたが、3月からアパートを借りて暮らしています。今は日本語の勉強をしています。
家族は、まだウクライナで暮らしています。私はマリウポリからポーランドを経由して日本に避難して来ました。

(どうして避難先に日本を選んだんですか?)
子どものころ日本のアニメを見ていて日本に興味がありました。福島(東日本大震災)のことでも日本を意識して、ヨーロッパよりも関心のある日本を避難先に選びました。

(日本での生活で困っていることはありますか?)
様々な支援もあるので、困っていることはありません。もし、何かあっても手伝って貰えます。

(ジェフのサポーター一言)
今日は絶対に勝ちましょう!
 
千葉県生活協同組合連合会 事務局長 佐久間 実さん
ウクライナから日本に避難されている方の講演を聞き、日本での生活に対する支援はあるが、避難しているウクライナ人同士でコミュニケーションを取る機会が少なくて困っている、ということを知りました。
そこで、千葉県に避難されているウクライナの方々が集まり、お茶をしながら母国語で話しができるような機会を設けるため、フードバンクちばさんなど様々な団体と協力して「お茶しませんか」プロジェクトを立ち上げ、毎月1回イベントを実施しています。
ウクライナの方々はサッカーが好きな人が多く、またプロジェクトの目的の一つとして皆さんが生活している千葉をもっと知って貰いたいという思いがあるので、今回、ジェフユナイテッド市原・千葉さんに協力をお願いしました。今日は、皆さんを試合に招待いただきありがとうございます。

 

■イベントの様子

かざぐるまが、フクアリまでを黄色く彩って迎えてくれました。

 

23名のウクライナの方々と、通訳・支援団体の皆さまをご招待。

 

挨拶をする島田社長。

 


練習見学だけでなく、サポーターが作るフクアリの雰囲気を楽しんでいました。

 

クラブスタッフからチームが使っていたボールを子どもたちへプレゼント。
「日本という外国で言葉が伝わらず困ることが多いと思います。だけど、サッカーはボール1つあれば言葉がなくてもコミュニケーションできます。このボールで、日本で沢山お友達を作ってくださいね。」

 

子どもたちへプレゼントするボールを磨いた今田紗良 選手。GOOD JOB!

 

勝利の瞬間!応援ありがとうございました!


 

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