NEWS

2024.09.16 社会連携活動

【レポート】「ユニバーサルマッチ supported by 古河電工」

ジェフユナイテッド市原・千葉では、9月7日(土)水戸ホーリーホック戦におきまして、千葉県知的障がい者サッカー選抜の活動支援を目的に「ユニバーサルマッチ supported by 古河電工」を開催いたしました。
「試合の場が少なく、選手たちのモチベーション維持が難しい」という課題を解決するため、古河電気工業株式会社さまにご協力いただき、2022年からスタートし、今年で3回目を迎えました。
今年は、対戦相手である水戸ホーリーホックが運営する知的障がい者チーム「水戸ホーリーホック クノスフェアビデ」を迎え、フクダ電子アリーナでのジェフユナイテッド市原・千葉vs水戸ホーリーホック戦の前座試合となりました。
私たちはユニバーサルマッチを通じて、千葉県知的障がい者サッカー選抜をはじめ、年齢や性別、国籍、障がいの有無に関わらず、すべての人がサッカーを楽しめる場を提供できるように、取り組んでまいります。

 
 

ユニバーサルマッチsupported by 古河電工

 

■日時

2024年9月7日(土)
 

■会場

フクダ電子アリーナ
 

■対戦カード

千葉県知的障がい者サッカー選抜 vs 水戸ホーリーホック クノスフェアビデ
 

千葉県知的障がい者サッカー選抜

 
【千葉県知的障がい者サッカー選抜 竹中健太監督 コメント】
今回のユニバーサルマッチに向けて攻撃ではボールを持っていない選手のサポートや積極的に相手の裏を狙うこと、守備では高い位置からプレッシャーをかけて連動してボールを奪うことに取り組んできました。
前半は、厚みのある攻撃ができなかったので、ハーフタイムで共有して後半に臨みました。後半は相手の背後を狙うアクションやボールを持ったら積極的に仕掛けるプレーが増えました。選手、スタッフがこれまで取り組んできた成果を存分に発揮して、決勝点となるゴールを挙げることができました。また、スタンドから声援を送ってくださった皆様の応援が選手の後押しにもなりました。
千葉県知的障がい者選抜チームは、関東地区の他の都県選抜チームと予選を戦い、全国大会出場を目指して活動しています。活動日が少なく、卒業してサッカーを続ける環境にも限りがある中で、全国大会出場の目標に向けて取り組んでいます。このような目標に向かって取り組む選手たちのためにも環境を整えたいと考えています。
最後に、ユニバーサルマッチの開催にご尽力いただいた関係者の皆様、応援していただいたサポーターの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
【千葉県知的障がい者サッカー選抜 福元響穀選手 試合後のコメント】
まずは、このような素敵なスタジアムでプレーさせていただいたジェフのみなさま、アグレッシブなサッカーで最後まで全力で対戦していただいた水戸ホーリーホック クノスフェアビデのみなさまに本当に感謝しています。
今日は、その感謝の気持ち(リスペクト)を持ってプレーしました。個人的には、キャプテンとしてチームを鼓舞し続けて、千葉県選抜チームとしての名に恥じないようなサッカーをすること。そして絶対に勝つという気持ちで試合に臨みました。ゴールが決まった瞬間ジェフサポーターの皆様が僕たちと一緒に喜んでくれているのが見えて、とても嬉しかった気持ちと、ありがたいという感謝の気持ちが込み上げてきました。
自分達はまだまだ未熟なチームですが、観戦していた方達に少しでも僕らのことを知ってもらえる機会となっていれば嬉しいです。
これからもジェフユナイテッド市原・千葉さんと一緒に活動する機会が続くことを願っています。
 
 
【決勝点を決めた千葉県知的障がい者サッカー選抜 野中楓選手 試合後のコメント】
最高のピッチの雰囲気でプレーができたことが嬉しく、ピッチに入るといつもより広く感じて緊張しました。チームみんながパスを繋いでくれたのでシュートを決めて得点することができてよかったです!
これからも練習をしてもっと上手くなれるように頑張ります!
 

水戸ホーリーホック クノスフェアビデ

 
【水戸ホーリーホック クノスフェアビデ 加藤貴之監督 試合後のコメント】
今回の試合を企画してくださった古河電工様、千葉県知的障がい者選抜の関係者の皆様、ジェフユナイテッド千葉様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
惜しくも試合には敗れてしまいましたが、トレーニングで積み上げてきたものをピッチで表現できる場面があり、スタッフ一同継続の大切さを改めて感じたところです。
今後こういった交流がJリーグのチームを中心に行われることは、障がい及び障がい者サッカーの理解啓発につながると思います。引き続きよろしくお願いいたします。
 
【水戸ホーリーホック クノスフェアビデ 西岡祥汰選手 試合後のコメント】
まず初めに、ユニバーサルマッチ前座試合をさせていただきありがとうございます。
チームとしては初めての経験で緊張した選手もいましたが、Jリーグのピッチでできる感謝をしながらプレーしました。
試合では今まで練習してきた成果が発揮できた場面ともう少し練習しないといけない場面があったので、そこは練習して行きたいと思いました。
試合を通して、もう少し強度を上げていければいいなと思いました。

 

■試合の様子

 
 

プロの選手がプレーするピッチに入場した選手たち。緊張している様子でした。

 
 
 

試合中は選手たちの迫力あるプレーがたくさん見られました。

 

後半戦終了間近に千葉県知的障がい者サッカー選抜が決勝点。喜びあう選手たち!

 

選手の皆さんには、古河電気工業株式会社様ご支援のもと「オリジナルタオルマフラー」と当日行われたJリーグ水戸戦の「観戦チケット」をプレゼントしました。プレゼンターは鈴木大輔選手が務めました。


(参考)
開催の経緯はこちら
「ユニバーサルマッチsupported by 古河電工の開催について」

この記事が気に入ったらシェアしよう!