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2025.01.12 レポート

小林 慶行監督 挨拶


今シーズンも監督を務めさせていただきます、小林慶行です。よろしくお願いします。
昨シーズンの順位が7位ということで、その前のシーズンよりも順位が一つ落ちているという中で、クラブが私を監督として指名してくださったことにすごく感謝しています。じゃあクラブのメッセージとはどういうものなのかというと、先ほどももしかしたらお話があったかもしれないですけれども、とんでもなく予算規模が大きくなっているJ2リーグ、トップオブトップのチームにおいては、という中で、そういうチームに対してどうやって戦っていくかというところでは、この2年間積み上げてきたものをすごく評価していただいたなと思っています。

データのところでも先ほどGMから話がありましたけれども、攻撃のところでのスタッツはすごく良く、得点数、シュート数、チャンス構築率といった攻撃に関するスタッツについてほぼほぼトップ3、昇格しているチームよりも良いスタッツが出ているというところがありました。守備に関して言うと、自分たちのチームのスタイルからすると「守備にすごく問題がある」と見られがちなのですけれども、スタッツだけ見るとそれほど悪くはなくて。少し気になるところとしては、シュートは打たれたときには入ってしまう確率が高い、そこはかなり自分たちにとって良くない数字が出ていました。
それに対してどういう見方をするかというところですが、僕自身としては、やはり攻撃的に行く姿勢を崩したくないですし、自陣からでもつないで前進していけるならそうしていきたいですし、そういうサッカーを2年間積み上げてきた。ただ、その中で勝点を取り続けるために難しいゲームでも(モノにする)というところを考えると、明確なクリアをしたほうがよかったんじゃないか、無理してつなごうとして、それを引っ掛けられてカウンターを食らって、自分たちが守備する時間もなく失点し、それで負けてしまった試合が少なくても3つありました。そういうところの改善であるとか、あとはもちろんセットプレーでの数字もやはり上げていきたい部分です。自分自身の大枠の絵としては、この2シーズン自分が任されて、しっかりと「ジェフはこういうサッカーをするよ」という部分は内外に示してきているつもりではあります。
そのサッカーをどれだけ維持しながら、今シーズンの“結果”というところにとにかくフォーカスして、“良いチーム”から”本当に勝つチーム”に向けてどれだけやれるかとなると、やっぱり勝負の“際”の部分やしたたかさ。自分たちのゲームではない、すごく難しい時間が続いてしまったゲームでも、セットプレー一発で勝つと。長いリーグ戦を戦っていくうえですごく波があるので、その中でどれだけ勝点を積み上げられるチームになっていけるかというようなところを考えると、今のままではもちろんダメで。それプラスαとして、もう少し“大人になっていく”というか、したたかに勝点をしっかりと積み上げていける、勝利への執念を常に出せる、そういうチームを目指していきたいと思っています。よろしくお願いいます。

 
 

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