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2026.01.20 レポート

島田 亮 代表取締役 大久保 裕樹 TD質疑応答

 

―― 大久保TDにおうかがいします。今シーズンのチーム作りについて、ベースがあって監督も代わってないということで、それほど大きな変更はないと思いますが、あらためてどんなチームを作っていきたいか。また、新加入の5選手の特徴や、どんなことに期待しているのかを教えてください。

大久保:まず、私がテクニカルダイレクターとしての立場とタスクを与えていただいたことについてですが、小林慶行監督の体制になり、3年間、より近くでチームを見ていた一人だというふうに思っています。 チームの体制を評価していただいた中で、昇格を勝ち得て、そこを評価してもらったというところで、自分がそのタスクをそのまま与えていただいたと思っています。なので、チームの土台はこの3年間で築き上げてきたもの、それを大切にしていくというところがまず最初にあったと思います。それを踏まえた上で、このJ1という舞台でどういうふうに戦っていくかというところを考えて、編成等に取り組んできました。
契約期間がある程度残っている既存の選手が多かったというところもありますし、既存の選手たち、昨シーズンの選手たちがしっかりと築いてくれた土台を大切にしながらやっていくべきだと思ったので、そういったところを踏まえて、足りない部分を新たな5人で埋めていく作業をしていったというところです。

新加入5人については、姫野(誠)は昨シーズン10月にプロ契約して、なかなか出番はなかったんですけれども、最終盤のプレーオフ2戦、あれだけの大一番でものすごい活躍を見せてくれたので、皆さんに説明しなくてもどういった選手なのかというのは分かると思います。ただ、まだ2試合しか出ていないですし、まだ高校2年生です。そういったところを踏まえて、チームで彼の成長をある程度サポートしつつ、ただクラブの宝ではあると思いますので、試合に出ながら結果を残していってほしいなと思っています。
外から獲った選手というところで、まず大卒で獲った拓殖大学の松村(拓実)はフォワードの選手で、昨シーズン関東2部リーグで得点王とアシスト王という実績をしっかりと持っています。身体的な能力がものすごく長けているわけではないですが、ゴール前での動き出しだったり、アイデア、相手よりも先にボールに触れる反応スピードがあったり、そういった得点感覚はものすごく高い選手で、今いる選手たちにはないものを持っている部分もあったので、獲得したという経緯があります。あとは性格がものすごく明るくて、練習生として参加して1日目でもうチームにとけ込んでいた、ムードメーカーのようなタイプの選手です。
サイドバックでベガルタ仙台から加入してくれた石尾(陸登)に関しては、昨シーズンまでになかったサイドバックのところでの攻守においての高さがあると思います。かつ、とても攻撃的な選手で、小林監督が考える攻撃的なサッカーにすごくマッチした選手になると思いましたし、 彼が加入することでサイドバックの人数は多くなるんですけど、競争を促したいというところもあったので、来ていただきました。
次にボランチの天笠(泰輝)。大分トリニータから加入してくれました。彼は昨シーズン全試合出場を果たしましたが、そのぐらいタフな体を持っていて、かつ左利きで、運動量はやっぱり一番多かった選手だと思います。それはこれからのジェフを考えたときにとても必要な要素になってくると思い、そのあたりがマッチすると思ったので来てもらい、彼の能力に期待してということです。
次にサイドハーフまたはフォワードで活躍してくれることを期待する津久井(匠海)です。津久井はRB大宮アルディージャから加入しました。本来右サイドアタッカーを主戦場としてやっているようなタイプだとは思うのですが、昨シーズンの大宮での活躍を見たときに、セカンドトップや左サイドもやったり、前で汎用性の高い選手であるというところが今のジェフの既存選手にない部分で、かつ年も若く野心的で、チームのそういうマインドにもフィットすると思ったので獲得しました。
その5人は、年齢も25歳までのところで獲りましたし、チームがこれからより高強度のJ1のサッカーに挑戦していくため、勝ち抜いていくためには、そういった選手が成長して中心となって頑張っていけないと残っていけないと思ったので、そのあたりの選手を獲ったという経緯があります。
 

―― お2人にお聞きします。まず島田代表取締役には、前職の強化部のトップの方が「ゼネラルマネージャー(GM)」という役職でしたけど、今回なぜ大久保氏が「テクニカルダイレクター(TD)」という役職になったのか。また大久保TDには、今回はJ2の若手の有望の選手を獲りましたが、今後J1で安定的に戦っていく上で、どのような選手を獲りたいとか、そういう希望があれば教えてください。

島田:では私から。鈴木(健仁)が「ゼネラルマネージャー」だったのが、大久保は「テクニカルダイレクター」になったというところですけれども、まず大久保にはチーム編成のところを集中してやってもらいたいという思いがありまして。前任の鈴木はチームまわり、現場まわり全体、細かい話で言えばこの練習場の設備面であるとか、あるいは 遠征先の宿泊環境であるとか、ありとあらゆるチームまわりをやっていたんですけど、大久保にはチームの編成のところとチームの活動のところ、まずは一番それに集中してほしいという思いもありまして。それ以外のところは私をはじめサポートしながらやっていくということで、よりチームまわりに特化してもらいたいという思いから、「テクニカルダイレクター」という名前にして、そこに特化して集中してもらおうというふうに思っています。それはもちろん、鈴木と大久保の経験値みたいなものも考えた上で。あまりいろんなところに手を広げて散漫になるよりは、まずはチームを勝たせるというところに注力してほしいなという思いから、そのような任務に応じたネーミングだという風にお考えいただければという風に思っています。
いずれ大久保も成長してくれれば、より広範囲な仕事を頼んでいくという形になろうかと思っていますが、まずは今がスタートなので。何度も同じことを繰り返しますけれども、チームを勝たせることに集中してもらうというところで、「テクニカルダイレクター」としてスタートを切ってもらうという思いで、そうさせていただきました。
 

―― ということは、 これまで鈴木元GMが一人でやられていたことを、施設まわりの管理というのは、別の方が新たに担当されるということですか。

島田:全体的な統括はもちろん大久保がやりますが、そこはもう強化部の中だけではなく我々クラブ全体として。もちろん芝生の管理であるとか、食事のメニューであるとか、そういうのはクラブの人間も含めて交えて、もちろん大久保にはそこの監修には入ってもらいますけれども、今までの鈴木の負担から少しでも大久保の負担を軽減して、鈴木が全部やっていたようなことを、みんなでやっていこうという感じになるかと思っています。

大久保:先ほども話した中で、ハーフシーズン(百年構想リーグ)のところ、 チームがJ1にさらされたときにどういう戦いが表現できるのか、この3年間の小林体制で培ったものがどこまで通用するのか、そういったところを見極めながら、チームにどういった選手を補強するのがいいのかというところを見ていきたいなと考えております。

 
 

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