新加入選手質疑応答
―― 全員におうかがいします。新加入選手は通常、キャンプなどで既存の選手と仲良くなったりコミュニケーションを取ったりして輪に入っていくと思いますが、今回キャンプを行わないということで、時間のない中でどのように既存選手とコミュニケーションを取っているのか、また頼りになっている選手などがいれば教えていただけたらと思います。
津久井:キャンプはないですけど、朝からこういう時間まで一緒に過ごしていますし、食事のときもみんな仲良く声かけてくれて話をさせていただいているので。本当にそういう距離感っていう部分では、僕も毎年キャンプを経験していますけど、それに劣らずというか、むしろパワーアップしてコミュニケーションを取れているかなと思います。鈴木大輔選手をはじめベテランの選手が多いですけど、優しく話しかけてくれて。みんな思っていると思うんですけど、雰囲気の良い練習ができていると思います。
天笠:キャンプはないですけど、本当に全選手が居心地いい雰囲気だったりコミュニケーションを取ってくれるので、キャンプと同じぐらいコミュニケーションを取れています。僕は(高校の)先輩の髙橋壱晟さんがいるので、壱晟さんやいろんな選手が話しかけてくれるおかげで、自分もしっかり馴染めているんじゃないかなと思っています。
石尾:僕は知り合いがまったくいない環境に飛び込んだのですごく不安だったんですけど、みんな優しく接してくれています。僕個人的に日常的なコミュニケーションっていうのが苦手なので、練習を重ねていく中で皆さんとしっかりコミュニケーションを取れているなと。気づいたら多分馴染めているだろうなと思いますし、練習の中でサッカーを通じて皆さんとコミュニケーションを取っていけたらなと思っています。
松村:みんなが言っているとおり、本当に優しい先輩しかいなくて。しかも楽しむときはしっかり楽しんで、やるときはやるというメリハリもちゃんとついていて、本当に毎日楽しくやらせてもらっているので。新しく入ってきた選手が馴染みやすい環境ではあるかなと思います。
姫野:去年からいるんですけど、(鈴木)大輔さんを中心に、先輩の人たちが良い雰囲気を作ってくれているので。僕も最初は緊張したんですけど今はサッカーに集中できているので、とても良いと思います。
―― 姫野選手以外の選手に、ジェフ加入の決め手をお聞きします。どんなところに魅力を感じるか、また監督やスタッフに言われたことなどなどがあれば教えてください。また姫野選手はすでにジェフ愛をお持ちだと思いますが、今のジェフのどんなところに魅力を感じているか、教えてください。
石尾:僕がジェフユナイテッド千葉に加入を決めた理由は、2024年、僕が1年目の時から対戦していて、そのときの攻撃力にもすごく驚かされましたし、僕自身攻撃が得意な選手なので、自分の攻撃がジェフの攻撃に組み合わさったら、どういうパターンが増えたりとか、どういうコンビネーションが増えたりとか、自分とチームの得点パターンとかもどういうふうになっていくのかなって、楽しみな部分もすごくあって、それで加入を決めました。
天笠:僕は本当にジェフのサッカーにとても魅力を感じていましたし、やっぱり試合で対戦する中で、フクアリでファン・サポーターの方が作ってくれるあの雰囲気っていうのは、対戦相手ながら本当に「良いな」ってずっと感じていたので、そのクラブでやれるっていうチャンスをもらえたときに、そこが一番決め手になりました。
松村:僕が大学時代に練習参加したとき、ジェフはまだ昇格争いをしていて。けっこうピリピリしているのかなと思ったんですけど、さっきも言ったようにその中でもめっちゃ雰囲気が良くて、練習が始まってみたら個人個人の質がすごく高くて、練習参加したときに「J2にいるべきチームではない」と思いましたし、環境も整っていて、ここに入ったら自分が一番成長できるんじゃないかなと思って決めました。
津久井:去年1年間、対戦相手としてジェフとも戦っていましたし、「本当に魅力的なサッカーをするな」っていうのは感じていました。そして自分としては本当に、短いサッカー人生の中でどの選択をすれば一番自分が成長できるか、そして自分が目指しているところにたどり着けるかっていうのを僕は一番考えていたので、その中で、それこそ監督、慶行さんの話だったり、大久保さんの話を聞いて、「ここだったら。自分がもっともっと成長できる場所だな」と強く思ったので、ジェフ加入を決めました。
姫野:ジェフには小学生のときからお世話になっているんですけど、 選手たちだけでなく、サポーターの皆さんが作ってくれるスタジアムの雰囲気が好きです。
―― 全選手におうかがいします。自身の持ち味を教えてください。
姫野:自分の武器は攻撃のところで、右足も左足も使えるので、その仕掛けのところだったり、最後のクオリティーの部分は武器です。
松村:僕も右利きなんですけど、左足も同様に強いシュートを打てる自信があるし、高校が静岡学園っていうのもあって足元の技術にも自信があるので、ゴール前のアイデアというところも自分の武器かなと思います。
津久井:僕の武器は縦への推進力と攻守へのハードワーク、そしてゴール前のクオリティーだと思っているので、そこを見てもらいたいし、全面に出していきたいなと思います。
天笠:僕は守備でカバーリングだったり、球際の部分は誰にも負けてはいけないと思っているので、そこをしっかり出して、皆さんに認めてもらえるようにやっていければいいなと思います。
石尾:攻撃の部分だったら、やっぱり自分がビルドアップの出口になって、1人で1枚2枚はがしてゴール前まで行けるっていうことと、守備では自分のカバーリング能力だったり、カバー範囲、あと対人のところにも自信があるので、そこは自信を持ってプレーしていけたらと思います。
―― 百年構想リーグはハーフシーズンという短期ですが、目標にしている数字や、どういうことをしたいかというのを教えてください。
石尾:ハーフシーズンは昇降格がないので、もちろん自分の得意とするプレーはやっぱりどんどん出していきたいと思いますし、自分の苦手なところ、例えばクロスなどは、自分の選択肢を増やしていく中で練習するのはすごく大事だと思いますし。このハーフシーズンの中でどれだけチャレンジできるかっていうのが今後の自分のサッカー人生の中でもすごく大事になってくると思うので。明確な数字は特に考えていないですけど、自分の苦手なところはもうどんどん練習して、それを試合でどんどんチャレンジしていけたらなと思っています。
天笠:僕は強みである守備のところでどれだけ通用するかっていうのを試していきたいですし、攻撃の部分では数字をしっかり出せるように。(目標数字は)決めていないですけど、1年1年しっかり数字でしっかり残せるようにやっていければと思います。
津久井:半年というハーフシーズンの中で、自分がどれだけチャレンジできるか。J1の舞台でやれるっていうのは本当に素晴らしいことだし、当たり前のことじゃないので。そこにたどり着いたからにはどんどん自分の今までの持ち味を出していきたいし、もうその半年間でチャレンジして得た経験を昇格・降格があるヒリヒリするシーズンに生かせればとてもいいと思っているので。ジェフもJ1に17年ぶりに上がりましたし、自分もこの舞台にたどり着いたので、チャレンジしていくハーフシーズンにしたいなと思います。
姫野:5ゴール取りたいと思います。
松村:僕が加入するタイミングでJ1に上がったっていうことは、僕は何もしていないですけど運もついているなと思うので。その分J1の相手のディフェンスラインとの質はもちろん上がってくると思うので、やっぱり1年通したシーズンで2桁ゴール取るには、このハーフシーズンで5ゴール以上絶対に取らないといけないと思うので、5ゴールが目標というのと、フクアリで絶対に1点は取りたいと思います。
―― 津久井選手、天笠選手、石尾選手にうかがいます。実際に対戦相手から見たジェフサポーターはどのように映っていたのか教えてください。
津久井:あのフクアリの応援って本当に素晴らしいものですし、迫力あるなと素直に思いました。全体が黄色に染まっている姿を見たら敵としても圧を感じましたし、それが逆に今年から味方になるのは本当に頼もしいです。あの舞台で自分の姿を見せたいなと思います。
天笠:僕は去年大分にいたんですけど、大分の遠いところまでたくさんのサポーターの方が来てくれていましたし、フクアリでやるときは本当に黄色のユニフォームの人で満員で、いつも相手としては本当に嫌だなと思っていたんですけど、そういう雰囲気を作ってくれるファン・サポーターがとても魅力的だと思いました。
石尾:僕はフクアリで試合するときは怪我などもしていてあまり長い時間プレーできていなくて、昨シーズンの前半戦で初めてフクアリでプレーしました。そのときはサイドハーフで後半から途中出場したんですけど、そのときは「この相手の声援の中でプレーするのか」って、すごく緊張したのを覚えています。それが次は自分たちの背中を押してくれる声援になると考えたらありがたいですし嬉しいですし、すごくパワーが出るなと思います。
―― 松村選手にお聞きします。お兄さん(鹿島アントラーズ所属の松村優太選手)との対戦もあるかもしれません。ジェフの昇格が決まったときに連絡したのか、また直接対決への意気込みなどがあれば教えてください。
松村:千葉に内定が決まったときは、LINEで報告して「おめでとう」っていう言葉が返ってきました。対決という意味では、兄とはポジションも全然違うし、プレースタイルも全然違うので、正直あまりライバル視とか気にかけているとかはないんですけど。去年アントラーズが優勝して、活躍も見ていましたし、それは刺激になっていたので。特に「直接対決だから」みたいな思いはないですけど、同じピッチに立てたら嬉しいなという思いはあります。
―― 津久井選手におうかがいします。昨年1年間を振り返ると、沼津から水戸、水戸から大宮、そして今回のジェフ移籍と、ジェットコースターのような1年だったかと思います。全部ご自身の努力と実力で切り開いてきたものだと思いますが、あらためてこのJ1にたどり着くまでの1年間を振り返るといかがですか。
津久井:自分としては、自分ができることを精一杯やってきただけですし、もう本当に自分は最初に(横浜F・マリノスのトップチーム昇格で)J1に入って、それからいろいろあったんですけど、そういう経験があったからこそ、自分は多分人一倍「上に上がりたい」という気持ちがありました。僕たちみんなそうですけど、ピッチ上でしか自分の実力だったり、やっていくことを表現できないので、そこに全力でやってきましたし、その評価というか、その結果でジェフ千葉に新加入として呼んでいただいたっていうのは率直に嬉しいです。まだまだここからがスタートなので、本当にこのチームのために全力で頑張りたいなと素直に思っています。
―― 背番号は8で、自身初めての1桁番号になるかと思います。これはどのように決まったのでしょうか。
津久井:他に3つくらい候補はあったんですけど、空いていた番号が8番だったので。自分も1桁番号をつけてみたかったですし、攻撃の核になれるように意気込みたいっていう気持ちでこの番号にしました。
―― 百年構想リーグ第3節で、アウェイ・水戸ホーリーホック戦があります。そこへの思いは。
津久井:自分を拾ってくれた感謝がありますし、そのピッチで戦わせてくれた感謝と、サポートの人たちの応援があって今の僕が絶対あるので、そこは本当に感謝しています。本当に感謝の思いを持ちながら、でも今の僕はジェフの選手なので、成長した姿を見せられるように全力でプレーしたいですね。
―― 石尾選手に質問です。仙台時代に引き続き背番号39となりました。この番号への思いを聞かせていただけたらと思います。
石尾:僕が39にしている理由は、これまで自分のサッカー人生の中に苦しいときもありましたし、そういうときに支えてくれた家族のみんなやサッカー関係のみんな、その他の友達などへ感謝の気持ち。それと、僕は小学校を卒業してから中学で寮生活に入ってしまって、家族のことを1歳下の妹にすべて任せてしまったので、その妹の名前にちなんだ背番号を背負ってプレーすると。妹の名前と、皆さんへの感謝の気持ちという意味で、39をつけています。
―― 津久井選手におうかがいします。J1昇格プレーオフで対戦した姫野選手と、今この会見で並んでいるというのは不思議な感覚もあるかもしれません。試合で受けた衝撃や、今回チームメイトとしてプレーして、あらためてすごいと思った部分などあれば教えてください。
津久井:まず本当にクオリティーの高い選手ですし、両足で蹴れて、なおかつ本当に攻撃のクオリティーがとてもある選手なので、日々学びになっています。あのとき、マコ(姫野)は初出場ですよね。なので、全然情報がなくて。僕はそのとき左サイドでマコは右サイドに行って、「なんかちっちゃい高校生、可愛いちっちゃいヤツが入ってきたな」と思ったんですけど(笑)、そしたらああいう素晴らしいゴールを決められて。僕たち(対戦相手)からしたら本当に悪夢みたいな感じだったんですけど、ジェフ千葉の皆さんからすれば本当に素晴らしいヒーローだと思うので。これから同じチームになるので、ジェフ千葉のサポーターの皆さんからヒーローのように扱ってもらえるよう僕も負けじと頑張りたいなと思います。
姫野:めちゃめちゃ良いこと言ってくれました(笑)。
―― 津久井選手、そのプレーオフで負けた対戦相手であるジェフからオファーが来たときの率直な感想と、それを決断するまでの時間などを教えてください。
津久井:負けて上がれなかったっていう現実は本当につらかったですし、いろいろ悩んで、他のところからもいろんな話をいただいていたので悩んだんですけど、やっぱりいろいろ話をさせてもらって、ジェフ千葉の熱量だったり、それこそ目の前でサッカーを見て「魅力的なサッカーをするな」とは思っていましたし、本当に「ここでなら自分はもっと成長できるな」っていうのは素直に一番思ったことだったので。本当にめっちゃ悩んで、正解はないと思うんですけど、それを正解にするのが自分の道だと思っているので、もっともっと成長して活躍できるように、その道を正解にできるように取り組んでいきたいです。
―― 先ほど大久保TDが津久井選手について「非常に野心的な選手」と話していました。その“野心”について自分なりに説明すると?
津久井:プロサッカー選手ならみんな思っている、「海外で代表になりたい」「日本代表になりたい」っていうのが一番にありますし、 自分としては1回本当にサッカーを辞めなきゃいけないかもしれないような、自分が思い描いていた道と全然違うところに1回行って。もう自分のサッカー人生は終わったと思っていたので、そのときに気づいたのは、「ここからはもう一度、もう1回自分の人生のスタートと思って這い上がってやる、成り上がってやる」っていう気持ちが一番ありましたね。そこが他の人よりは野心的というか、上に行きたいっていうのが人よりは強いのかなとは思います。
―― 全選手におうかがいします。J1で対戦したいチームを教えてください。
姫野:鹿島アントラーズです。去年優勝しているJ1のトップのチームに、どのぐらい自分が通用するのかを確かめたいです。
松村:ガンバ大阪とセレッソ大阪。地元が大阪なので、向こうのアウェイだったら友達とかいっぱい来てくれそうなので。そこで頑張って活躍したいです。フクアリにももちろん来てもらうのは大前提です。
津久井:一番は横浜F・マリノスです。ユースから所属してプロ昇格して、何も結果を残せなかったので、もう一度自分が成長する姿を見せたいですね。
天笠:僕はFC町田ゼルビアです。(高校時代の監督である)恩師の黒田剛監督がいるので、その監督の前でしっかり自分がどれだけ成長したかっていうプレーを見せられればいいなと思います。
石尾:僕はヴィッセル神戸と水戸ホーリーホックと、横浜F・マリノスと川崎フロンターレです。理由としては、もともとベガルタでやっていたチームメイトたちがいて、そこには絶対に負けたくないという思いがあるのでその4チームを選びました。
―― 全選手にお聞きします。百年構想リーグでは、90分で同点だった場合PK戦で決着をつけます。そのレギュレーションに対して皆さんが抱いた印象と、PKに自信があるかどうかを教えてください。
松村:まずは試合でPK戦にならないように(90分で)勝ち切ることが大事だと思うので、そこは自分の点とかで勝ち切れたらいいなと思います。PKはあまり蹴ってこなかったんですけど、大学時代は一応全部PKを蹴る選手がいて、その選手が出なかったら僕だったんですけどそいつがずっと出ていたので。最終節、大学最後の試合でPK 1回決めたので、そこは自信あるというか、多分決められるんじゃないかなと思います。
姫野:勝敗がハッキリするっていうのは、とても良いことだと思います。PKは自信あります。
石尾:毎試合もしかしたらPKをやる機会があるかもしれないところで、PKの練習にもすごく良いかなと思っています。僕もPKには自信があるので、PK戦になったら自信を持って蹴りたいです。
天笠:昇降格があるリーグに向けて勝ち切るチームになるというのは大事だと思うので、まずはしっかり勝ち切るチームにすること。PK戦になったらPKにも自信があるので、そこは自信を持ってやります。
津久井:勝ち切ることは何より大事だと思っているので、90分で決着をつけることは大前提です。ドローになった場合でもやっぱり勝ち切るメンタルっていうのは PK戦でも絶対生きてくると思うので、そこのメンタルを絶対持てるようにしていきたいと思います。PKは、そうですね、(自信は)あります。
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