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2022.01.25 レポート

【レポート】レディース選手に向けた特別講演を実施

ジェフユナイテッド市原・千葉では、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース所属選手の育成支援のため株式会社マイナビのマイナビアスリートキャリアが提供する「人材育成プログラム」を受講しています。
この度、育成支援の一環として、東日本電信電話株式会社(NTT東日本) 執行役員 千葉事業部長であり、キャリアコンサルタントでもある境麻千子様に「わたしたちは咲く。」というテーマで、講演をしていただきました。



境 麻千子氏
東日本電信電話株式会社 執行役員 千葉事業部長



境さまは、「千葉で働く同じ女性として、千葉を元気にするという同じ立場の者として、日本初の女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』でプロ選手となった選手たちのために協力したい」と今回の機会を設けてくださいました。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースを応援する会メンバーでもある境さまは選手がデザインしたオリジナルマスクを着用し講演に臨まれました。

「スポーツは苦手で、アスリートの皆さんに何を話そうかとても悩んだ」と話しをされていましたが、語ってくださった経験談はアスリートである無しに関わらず、働く女性であれば誰もが直面し悩むことも多く、それを常に乗り越えてきた姿勢に、一層の親しみやすさと尊敬の念を抱かしていただくものでした。


講演では、ご自身の少女時代に恩師からかけられた言葉が今の生き方に繋がっていることや大学卒業後に入社したNTTでの挫折、子育てをしながら働いていた時の苦労など、様々な経験とそこから得た気づきや学び、感謝、ご自身が大切にされている考え方を話していただきました。

境さまのような社会的な立場で活躍されている女性が「働く上での不安や悩みは常にあり、ずっと闘っている。今も克服できていない」ということや、人生の予期せぬ偶然の出来事を肯定的に受け入れる「計画された偶然性理論」という考え方、「負の経験も成功した経験も何ひとつ無駄ではなくすべて今につながっている『セカンドキャリア』とよく言うけれど、キャリアは分断されたものではなく螺旋状に進むもの。例え仕事が変わったとしても今の経験は必ず活かされる」というお話に勇気をいただきました。

講演を聞いた選手たちは、
「人生の中でたくさんの挫折があっても、その経験があって良かったと思える生き方をしたいと感じました。そして、人の痛みがわかる人間になって、色々な人の目標となれるように、これからもたくさんの壁にぶつかって乗り越える経験をしていきたいと思います(市瀬千里選手)。」
「境さんは、『仕事が辛くて辞めたいと思ったことも何度も何度もある』と仰っていましたが、仕事を辞めず、諦めなかったことが印象に残りました。私も、どんなに辛いことがあっても自分に負けずに絶対諦めない気持ちを持ってサッカーに取り組みたいと思いました(大熊環選手)。」
「講演を聞いている時には『昔の私の経験が今の私に繋がっていると思いますか』という質問に対して、『そこまで繋がっていない』と思いました。ですが、境さんのお話を聞いた後にもう一度考えてみたら、やっぱり、今に繋がっていることが多いなと感じました(大澤春花選手)。」
とそれぞれ多くの刺激を得たようでした。

昨年9月に「WE ACTION DAY」で千葉市副市長 川口真友美氏をお迎えし「WE ACTION フォーラム~一人ひとりが輝く社会とは~」というテーマでパネルディスカッションを行いました。千葉で活躍をされている女性リーダーからお話を伺うのは、今回が2回目となります。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースでは、女子サッカー選手が自身の価値を高めるため、そして、一人ひとりが輝く多様性社会を目指して、これからも、千葉で活躍されている様々な方から学んでいきたいと考えています。

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