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2023.02.18 レポート

【レポート】WE ACTION DAY座談会「トイレのマークはなぜ青と赤?」

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、2月4日(土)に、「WE ACTION DAY(理念推進日)」の一環として、ジェンダーについて考える座談会を行いました。「WE ACTION DAY(理念推進日)」は、WE リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」を体現するために、各クラブがアクションを起こす日です。
ジェフユナイテッド市原・千葉では、「WE ACTION DAY」をクラブの理念、WE リーグの理念を体現する場として、様々な企画に取り組み、ホームタウンの皆さまとともに、「一人ひとりが輝く社会」を考える機会にしていたいと考え取り組んでいます。

 

座談会「トイレのマークはなぜ青と赤?」


今回のテーマ「トイレのマークはなぜ青と赤?」は、2021-22シーズンにWEリーグが行った「WE ACTION MEETING(https://weleague.jp/news/533/)で出た課題の一つです。男女が色で区別されることに対して抵抗がある人もいるということが分かり、クラブとしても、この課題解決のために取り組んでみようと、今回のテーマに選びました。
当日は、選手11名のほか、市原市役所企画部総合計画推進課 女性活躍推進係の職員2名、千葉市立更科中学校の生徒4名、同校の先生2名にも参加していただきました。
トイレのマークが男女で色分けされていることや、ズボンとスカートを模した形状についてどう思うか色や、服装以外の区別の仕方が考えられるかなど、2グループに分かれて意見を出し合いました。
 
 

十川ゆき選手は、座談会全体の構成を考え進行した他、グループディスカッションでも中心となって意見を取りまとめました。
十川選手のグループでは、十川選手のほか、大滝麻未選手、藤尾きらら選手が、海外チームに在籍していた経験を交えて意見を出していました。
もう一つのグループは、千葉玲海菜選手が中心となり、岸川奈津希選手、安齋結花選手もサポートしながら議論を進めていました。
 

小川由姫選手、多﨑真琴選手、小林ひなた選手、大熊茜選手の新加入4選手も、積極的に意見を出していました。
 
 

「青と赤が一番見慣れていて分かりやすいのでは」「別の色やマークにする可能性について考えたことがなかった」という声も出ましたが、「どういう人が抵抗を感じているのだろう?」「大人でも子どもでも視覚に障がいをお持ちの方でも分かりやすいのは?」と議論を進め、「この機会に、実際に使用することを想定した新しいマークを考えてみよう!」と、それぞれのグループで新しいマークを考えてみることに。
 

千葉市立更科中学校の生徒からは、校舎のトイレは生物で表現されているという情報がもたらされたり、「赤や青だけでなく、いろいろな色を使って表現したらいいのでは」という意見も出ました。先生からは女子のマークがスカートを履いていることについて「女子=スカートと言われると違和感を持つが、トイレのマークに関しては、長い間このマークを見慣れているので当たり前のことだと思っていた」という意見もありました。
市原市役所の方からは、「先進的で斬新なマークも多々あるが、パッと見たときの分かりやすさが大切なのではないか」という声がありました。

1回の座談会では、マークを完成させるところまでは描き切れませんでしたが、それでも「ライオンやカブトムシなど、オスとメスの形状が違う生物で表現できないか」、「ジェフが作るマークであることを意識して犬で表現してみては」、「オールジェンダーを表現できるように色鉛筆のように様々な色で表現はどうだろう」といった案が出て来ました。
今回出た意見、案をもとにクラブ内でさらに議論、検討し、皆さまにお披露目したいと考えています。今回は、トイレのマークで議論をしましたが、これまで当然だと思われていたこと、特に「男だから●●」「女だから●●」と思われていたことを見つめ直してみることで、ジェンダー平等について考えるきっかけになりました。
 

ご協力いただきました市原市役所、千葉市立更科中学校の皆さま、ありがとうございました。

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