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2024.01.15 レポート

島田 亮 代表取締役 鈴木 健仁 GM 質疑応答

 

―― 鈴木GMに質問です。今シーズンの補強で9人の新加入と1名の復帰という10人の名前があります。補強の狙いや意図について教えてください。

 

鈴木 9人の選手が加入しました。まず、昨年戦ったメンバー、特に出場機会の多かった選手に関して、残留してもらうことが第一だというところで契約交渉を進めてきました。多くの選手が残ってくれたんですけれど、見木友哉選手に関しては移籍してしまいました。彼に関してはほとんど休むことなく、試合でもトレーニングでもチームの力になってくれた選手なので、まずそこの穴を埋めるというのが一番大きなところでした。
あとはゴールキーパーを含めて、昨シーズンにレギュラーで出た選手と、レギュラー争いができる高いレベルの選手を補強できればというところで、9人の選手に声をかけて来ていただきました。

 

―― 鈴木GMに質問です。昨年、勝点は「80、もしくは80近くはないと」ということをおっしゃっていました。社長の口からも今年は「絶対優勝と昇格」という言葉がありましたが、今年そのあたりの積み上げたい数字、目標のところをあらためてお聞かせください。

 

鈴木 昨シーズンは最終的に勝点67、後半戦だけを見ると43でした。やはり後半戦くらいの勝ち星を拾っていかないと、80を超えるのは難しいと思っています。ただ自動昇格や優勝を考えたときには80以上ないとい実現できませんので、今シーズンも80以上、昨年の後半くらいのペースで勝点を拾っていけるように戦っていければと思います。

 

―― 鈴木GMに伺います。元旦に小森飛絢選手残留のニュースが入り、サポーターにとってもすごいサプライズのニュースになりました。残留に向けてどのように交渉したのか、お話しできる範囲でお願いします。

 

鈴木 けっこう難しい話なんですけど……。昨シーズン、大学を卒業してチームに加入してもらって、皆さんもご存知だと思うんですけれど、一定の出場時間をクリアすると契約の形態が変わるというところで、そこで一度、契約の見直しがあります。そこで本人とエージェントも含めて、2シーズンは絶対にやってほしいということをそこで約束しました。今シーズンは2シーズン目になりますが、その約束どおりというところです。3シーズン目にいない、ということではないです。
(発表のタイミングは)本人の希望があったので、元旦のリリースになりました。
 

―― 鈴木GMにお伺いします。先ほど「ヴェルディとの差を感じた」という話でしたけれど、どういった部分を感じて、今年のジェフに何が必要だと思ったかというところをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

鈴木 ヴェルディは監督が城福(浩)さんになられて、去年で2シーズン目だったと思うんですけど、我々も大切にしている強度とか球際のところ、攻守の切り替えというところを大切にして昨シーズン戦っていて、それを後半戦に示せた試合が多かったと思います。特にプレーオフの試合に関しては、そこで相手に上回られてしまったかなという風に思っています。
今シーズン(のジェフ)は小林体制2年目になるので、昨年積み上げてきたものと、そのベースにさらにこだわってベースアップできれば、そのレベルまで行けると思っています。

 

―― 島田社長に質問です。チームとしては「優勝を目指す」という目標がありますが、クラブとしての目標、たとえば「観客動員が○人」とか、何かありましたら教えていただけますでしょうか。

 

島田 クラブは会社でもありますので、次年度の計画目標っていうのは当然出ています。まず企業ですので当たり前といえば当たり前なのですが、黒字経営(を目指す)というのは当然です。なかなか厳しいところもあって、今年度の事業年度が1月末で終わるんですけれども、実を言うと今期はちょっと厳しい感じになるんです。補足すると、そんな中でも今回はよくやってくれているかなという風に思っていて感謝しているのですが。
なので、次年度は絶対黒字を実現しようというところをまずベースに掲げたうえで、いろいろ、企業的に言うとKPIという言い方をするんですけれど、まとめている中で今おっしゃったように観客動員数を分かりやすい形で平均1万人というのを(目指したい)。瞬間的には去年も1万5千人が入ったときもありましたのでいろいろあるとは思うんですけれど、年間を通して1万人を割らないようにやっていきたいというのが、まず一つの分かりやすい目標としてやっています。
スポンサー収入は我々の結構大きいベースを占めます。具体的に言うと、17億円というのが我々の目指している数字なんですけれども、そこを何とかクリアしたいなという風に思っています。そのためには、今200社ちょっと欠けるくらいなんですけれども、なんとかそれを超える数のスポンサーさまを獲得していくことを目指しています。
あとはシーズンシートなどいろいろあるんですけれども、ちょっと細かい数字になってしまうので。分かりやすいところと言えば、スタジアムの入場者数(平均)1万人を必達目標ということでやってまいりたいと考えています。

それと、いわゆる経営数字だけじゃなくて、我々が掲げているなかで、去年も同じようなことを申し上げたんですけれども“地域密着戦力”って言うんでしょうか。我々のクラブとしては絶対命題だと思っています。地域に対する活動、地元の施設訪問や学校関係との連携であったりとか、地元の企業さんに支援をいただくとか、そういうようなことは引き続きやっていきたいと考えております。
これもまた昨年申し上げたとおりなんですけれども、私の個人的な思いもありますが、育成に力を入れてやっていきたいと強く思っています。今年も各カテゴリーで目標を掲げていて、せっかくなのでこの場で申し上げると、昨年アカデミーは頑張ってくれて、U-18がプリンスリーグ関東(2部)に昇格したり、U-13が関東1部に昇格したりとか、いろいろ成果をあげてくれております。それを引き続きやっていって、究極の目標としては、我々のアカデミーの中から将来トップチームでクラブを引っ張ってくれるような選手を1人でも2人でも多く輩出することだと思います。そのベースを整えていく育成に対しての注力というのは、今シーズンも引き続きやっていきたい。今シーズンだけじゃなくて、ずっとこれからもやり続けていきたいと。育成、アカデミーがベースにあるジェフユナイテッドの世界観を実現していきたいという風に思っています。そのようなことを、今年はクラブとして引き続きやってまいりたいと思っております。よろしくお願いします。

 
 
 

第1部

※YouTubeのLive映像はこちら
島田 亮 代表取締役 鈴木 健仁 GM 挨拶 →
質疑応答

2024オフィシャルパートナー/2024シーズンオフィシャルサプライヤー/ユニフォームサプライヤー 紹介→

ユニフォーム紹介→

小林 慶行監督 挨拶→
質疑応答 →

トップチーム新加入選手挨拶 →
高木和徹選手、青嶋佑弥選手、藤田和輝選手、谷田壮志朗選手、久保庭良太選手、岡庭愁人選手、林誠道選手、横山暁之選手、エドゥアルド選手
質疑応答 →

 

第2部

トークセッション (動画)→
┗細江克弥氏×鈴木健仁GM監督
┗細江克弥氏×小林慶行監督
┗細江克弥氏×横山暁之選手・藤田和輝選手 ┗細江克弥氏×横山暁之選手・藤田和輝選手

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